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自宅サロンの開業メリット・デメリット

2019年8月23日
自宅サロンの開業メリット・デメリット

自宅でネイルやマツエク、エステなどの美容サービスを提供する自宅サロン
自宅サロンは個人サロン、おうちサロン、ホームサロン、プライベートサロンなどとも呼ばれ経験者から未経験者までたくさんの女性が自宅サロンを開業されており、その数は年々増加傾向にあります。
自宅サロンを開業するまでのプロセスもオーナーさまによってさまざまです。
私が今まで見てきたオーナーさまも

・サロン勤務から自分のサロンをもちたくて開業される方

・結婚や出産を機にサロン勤務を辞めて開業される方

・未経験から知識、技術を習得して開業される方

など本当にいろいろなケースがありました。

しかし、実際に開業されたみなさんがうまくいっているかというと、そうでないのも現実です。
自宅サロンには自宅サロンならではの メリット・デメリット があるので、それらをしっかり理解した上で自宅サロンをはじめることが大切です。

それでは自宅サロンのメリット、デメリットを見ていきましょう。

自宅サロンのメリット

自宅サロンのメリットは低予算でリスクなくはじめられ、家賃などの経費がかからないため自分のライフスタイルに合わせて仕事ができることです。

低予算ではじめられる

開業にかかる費用を抑えることができ、開業後も家賃などの経費がかからないため低予算で気軽にはじめられる

ライフスタイルに合わせて働ける

家事や子育ての合間だけ、週末だけといったように自分のライフスタイルに合わせて働ける

低予算ではじめられる

テナントにサロンを出店する場合、テナントの保証金(敷金、礼金)、前家賃、諸経費、改装費などある程度のまとまった資金が必要になり、開店後も毎月の家賃や光熱費などの支払いが必要になります。
ましてや人通りの多い場所への出店となると相当の資金が必要になり、テナントによっては法人名義でないと賃貸契約を結べないところもあるため個人での出店は現実的ではありません。

しかし、自宅サロンの場合にはこれらの出店に伴う費用や毎月の家賃、光熱費などはかかりません。
テナントの場合には光熱費は新たな契約が必要なため基本料金などが発生しますが、自宅サロンの場合には自宅の契約がそのまま使えますので新たな契約が必要になることもありません。
もちろん仕事で使う分の光熱費はかかりますが、それはお客さまへのサービスの提供に伴って発生する必要経費なので損をすることはありません。

テナントへの出店にはある程度の資金が必要になり、賃貸契約に伴う手続きも必要ですが、自宅サロンの開業はそういったことがなく気軽にはじめることができます。
極端な話し自宅の一室を「 今日からここはサロン! 」と決めてしまえば、そこはもう自宅サロンであなたはそのオーナーになります。

ライフスタイルに合わせて働ける

テナントの場合には毎月の家賃などの支払いが必要なため、多くのお客さまに来店してもらい必要経費分の利益を出し続けなければ営業できなくなってしまいます。
しかし、自宅サロンの場合には家賃などの経費がかからないため、自分のペースで好きな時間に働くことができます。
例えば、家事や子育ての合間の空いた時間だけ営業したり、週末だけ営業したりと、オーナーであるあなたがサロンの営業時間を自由に決めることができるので、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。

このように気軽にはじめられる自宅サロンですが、もちろんメリットだけではありません。

それでは自宅サロンのデメリットについて見ていきましょう。

自宅サロンのデメリット

自宅サロンにはメリットだけではなく、自宅サロンならではの難しさもあります。

サービスの提供場所が自宅ということが集客に影響してくる

自宅に施術用の部屋かスペースを確保しなければならない

自分本位の営業スタイルでは長続きしない

サービスの提供場所が自宅ということ

自宅サロンは低予算でリスクなくはじめられることができる反面、サービスの提供場所が自宅ということが集客に大きく影響してきます。
日頃お住まいの自宅はあなたにとってはいつもの落ち着ける場所ですが、はじめて来られる方にとってはそこは 閉鎖的な空間 なのです。
誰でもはじめてのお宅を訪れるときには緊張するものですし、少なからず抵抗感がありますよね。
このことをよく考えて集客することが自宅サロンにはとても重要です。

自宅に施術用の部屋かスペースを確保しなければならない

自宅サロンを開業するには自宅の中に施術部屋か専用のスペースを確保しなければなりません。
ネイルなどの場合にはリビングなどに施術スペースを設けることで営業できますが、エステやリラクゼーションの場合には専用の部屋を用意 する必要があります。
エステやリラクゼーションの場合、専用の部屋が用意されていないと施術を受けられるお客さまは抵抗感を持ってしまい次回の来店に影響してしまいます。
空き部屋があればそこを施術ルームとして使用すればいいのですが、なかなか施術専用の部屋を用意することは難しいと思います。
また、ご家族と住んでおられる場合にはご家族からの理解も必要になります。
自宅サロンをはじめるにあたっては、施術スペースや施術部屋が確保できるか見極める必要があり、それによって部屋の模様替えやレイアウトの変更が必要になります。
エステやリラクゼーションの場合で専用の部屋を用意できない場合には、お客さまにできるだけ抵抗感を持たれない場所がどこかをよく考えてどこの部屋に施術スペースを設けるのかを決めることが重要です。

自分本位の営業スタイルでは長続きしない

自分のライフスタイルに合わせて働きながらお金を稼ぐことは理想的ですが、決して簡単なことではありません。
自宅サロンではあなたがオーナーですので自分のライフスタイルに合わせて働くことができますが、お客さまが希望する時間に来店できるようにある程度の営業時間は設けなければ結果的にお客さまを獲得することはできません。

無理なく自分のライフスタイルに合わせて働くことが自宅サロンを長く続ける上での大切なポイントですが、あまりにも自己都合ばかりを優先させた自分本位の営業スタイルではなかなか集客することができずに終わってしまいます。
そのため自宅サロンをはじめるにあたってはどの程度の収益(収入)を目標にするのか、そして達成するためにはどれだけの客数が必要なのかをよく考えて営業時間や集客方法を決める必要があります。

まとめ

ここまで自宅サロンのメリット、デメリットを見てきましたが、自宅サロンは低予算で気軽にはじめられ自分のライフスタイルに合わせて仕事ができる反面、自宅サロン特有の問題点や難しいこともあります。
自宅サロンを開業する上で大切なことは、自宅サロンのメリット、デメリットをよく考えてお客さまの立場に立ってサロンを経営することです。
そして、たくさんのお客さまに来店していただけるよう集客方法をよく考えることが大切です。
適当な集客方法では自宅サロンをオープンさせても閑古鳥が鳴いてしまうだけです。
これから自宅サロンをオープンさせようとお考えの方やすでに自宅サロンオーナーの方はぜひ参考にしてみてください。

次からは自宅サロンを開業するために必要なスキルや資格、届出、そして自宅サロンに有効な集客方法を見ていきましょう。

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