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自宅サロンの施術部屋やスペースの確保とトイレなどへの対策

2019年8月23日
自宅サロンの施術部屋やスペースの確保とトイレなどへの対策

自宅サロンを開業するには自宅の中に施術部屋か専用のスペースを確保しなければなりません。 ネイルなどの場合にはリビングなどに施術スペースを設けることで営業できますが、エステやリラクゼーションの場合には専用の部屋を用意 する必要があります。
エステやリラクゼーションの場合、専用の部屋が用意されていないと施術を受けられるお客さまは抵抗感を持ってしまい次回の来店に影響してしまいます。
空き部屋があれば施術ルームとして使用することができますが、空き部屋がない場合には既存の部屋に施術スペースをつくる必要があります。
また、ご家族と一緒に住んでおられる場合には、ご家族からの理解がなければ自宅サロンをはじめることはできません。
自宅サロンをはじめるにあたり施術する場所が確保できるかどうかを検討し、専用の部屋を用意できる場合には部屋のレイアウトを決め、専用の部屋が用意できない場合には施術スペースをつくる部屋の模様替えやレイアウトの変更が必要になります。
そして、自宅サロンでは「 生活感 」をなるべく見えないように気をつけることが必要です。
そのため、お客さまが利用されるトイレや洗面所についても対策が必要になります。

生活感が見えないようにする

日頃お住まいの自宅はあなたにとってはいつもの場所ですが、はじめて来られる方にとっては 閉鎖的な空間 です。
そのため、はじめて来られるお客さまが居心地がよいと感じられるような空間つくりが重要です。
また、自宅サロンは お客さまからするとお店 です。
自宅サロンの場合、自宅でサービスを提供するためどうしても日頃生活している 生活感 がでてしまいます。
生活感をなくすことは難しいことですが、できる限り生活感がお客さまに見えないように心がけましょう。

最低限注意する所

玄関

玄関は最初にお客さまの目につく場所です。
乱雑に置かれた靴や物はお客さまの来店時には片しましょう。

廊下

廊下は施術場所への動線です。
物などはなるべく置かないようにしましょう。

キッチン

自宅の構造上、施術場所からキッチンが見えてしまう場合もあります。
お客さまの来店時には洗い残しの食器がないようにし、調味料や料理用具などはなるべく見えないように片しましょう。

洗濯物

自宅の構造上、施術場所からバルコニーが見えてしまうのは仕方のないことなので、その場合には光を遮断しないカーテンをするなどして見えないようにしましょう。
部屋干しの洗濯物は確実にNGです。

トイレ・洗面所

トイレと洗面所はお客さまが利用する可能性のある場所ですので他の場所よりもさらに気を配ることが大切です。
トイレットペーパーはお客さまが来る前に量が少なければ新しいものに交換する、洗面所での手拭タオルはお客さま用のものを用意するなどの気配りが大切です。

どうしても片すことができない物などで、お客さまに見られたくないものは「  」をかけるなどして対策してください。
ただし、あまり布ばかり掛けていると逆に不自然なので気をつけてください。

専用の部屋を用意する場合

自宅サロン専用の部屋を用意する場合には「 できる限り玄関とトイレから近い部屋 」がおすすめです。
お客さまが必ず入る空間は「 玄関 」と利用される可能性が高い「 トイレ 」です。
そのため、玄関とトイレから近い部屋を用意することでお客さまが他の部屋を通らずに入室できるので、お客さまからしても抵抗感がなく、またオーナーさまにとってもお客さまの来店前の掃除や整理整頓にかかる労力と時間を少なくすることができます。

玄関とトイレの両方から近い部屋を用意できない場合には、トイレに近い部屋を用意 した方がいいかも知れません。
お出迎え、お見送りの時は必ずオーナーさまも一緒ですが、トイレに行く場合には毎回お客さまについては行きませんよね。
そのため、トイレから近い部屋を用意することでお客さまが1人で移動される距離を短くすることができます。

自宅サロン専用の部屋を用意する場合には、お客さまの移動距離を短くすることがポイントです。

既存の部屋に施術用スペースをつくる場合

自宅サロン専用の部屋を用意することができない場合には既存の部屋に施術のスペースをつくります。
実際には自宅サロン専用の部屋を用意できない人のほうが多くいらっしゃいます。

専用の部屋を用意できない場合にはおそらくリビングに施術スペースをつくることになると思います。
まず、ご家族と一緒に住まわれている場合にはご家族からの同意が必要になります。
そして、リビングは日々の生活の中でご家族が過ごす場所ですので、できる限り生活感を見えなくする工夫が必要になります。
もちろんリビング以外の部屋に施術用のスペースをつくる場合でも、その部屋は他の用途がある部屋ですので同じように生活感を見えなくする工夫が必要です。

ただし、既存の部屋に施術用スペースを設ける場合の問題があります。 ネイルなどの場合にはリビングなどに専用スペースをつくることで営業できますが、エステやリラクゼーションなどベッドを利用する場合には専用の部屋できないと抵抗感を持つお客さまが多いということです。 そのためエステベッドやマッサージベッドが必要なサービスを提供する自宅サロンの場合には、なるべく専用の部屋を用意することをおすすめします。

それではリビングなどのご家族と共用の部屋に施術用スペースをつくる場合に役立つポイントを以下の記事でご紹介します。

上手な施術空間のつくり方

自宅サロンの上手な施術空間のつくり方をご紹介します。
自宅サロン専用の部屋が用意できる場合にはある程度生活感を出さずに自由なレイアウトができますが、既存の部屋に施術用スペースをつくる場合にはいかにして生活感を見えなくするかがポイントとなります。
そのため、特に「既存の部屋に施術用スペースをつくる方」はここで紹介する内容を参考にしてみてください。
もちろん施術専用の部屋が用意できる方にも参考になると思います。

まず施術で使うテーブルやイス、ワゴン、ベッドなどの什器をピックアップしてどこに配置するか決めるのですが、ここでポイントが3つあります。

ポイント1

抜け感を意識する

「抜け感」は、部屋を広く開放的に見せるためのテクニックで、部屋の入り口から視線の先になるべく物を置かないように配置することがポイントです。
とは言っても、決められた部屋の大きさの中でなかなか物を置かないことはむすがしいですよね。
そこで、目線の高さに物があると圧迫感を感じてしまうので、背の高い家具は入り口の正面には配置しないようにしたり、高さの低い家具を選ぶようにしたり、目線の高さに物を置かないよう家具の配置を工夫したりすることがポイントです。
特にリビングなどでは、抜け感を意識することで居心地がよく感じられリラックスして過ごすことができるようになります。

ポイント2

床が見えるスペースを広くとる

同じ部屋でも、まとまった床面積を見せるほうが部屋が広く開放的な印象になります。
テーブルやソファなどは部屋の隅に配置したり、なるべくひとかたまりに配置して、まとまって見える床のスペースを広くとることがポイントです。

ポイント3

部屋の設備を考慮する

上記のポイントをふまえて、入り口、窓、コンセント、収納スペース、照明の位置などを考慮して什器や家具の配置場所を決めます。

まとめ

専用の部屋が用意できる場合でも、できない場合でも、お客さまが居心地がよいと感じられる施術環境をつくることが大切です。
自宅であるがゆえに自分では気づきにくいところもお客さまは気づくものですので、細かいところに気を配りながら工夫していくことが大切です。

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